かみさまは、にんげんがつくったものだから、ねがいをかなえることなんてできやしないのだ。もしほんとうにできるなら、にんげんがとっくにかなえてる。にんげんにできないことは、かみさまにはできないのだ。あかんぼうにもどってあいされることも、あいするあのひとをいきかえらせることも。

幻償を読み返してみた

改めて読んでみると、拙い表現もありますが、
頑張っただけあって今でも面白いなあと思います。自画自賛。

執筆当時は、これが全力だったのですが、
書き続けていると成長するもので、
今ならより良い表現ができると思います。

さて、この幻償、発行から2年経ちましたし、
思い切って期間限定で無料公開したいと考えています。

今のところ、
当サイト、カクヨム、エブリスタでの公開を予定しています。
手直しはせず、現在販売しているものと同じ内容になります。

web上で連載してみる

公募落選作を手直しして、web上で連載するという試み。

本にして新刊として販売してもいいのですが、
もっと私の作品を多くの人に知ってもらいたいという欲がでてきました。
そこで、以下の媒体で連載してみようと思います。

媒体が違えば読者層も変わってくると思いますので、
上記の他にも掲載するかもしれません。

誰かの目にとまるといいな。

夢の中で、わたしは膝を抱えて座っております。そよ風が、わたしを少しずつ削り落としてゆきます。何百年か、何億年かかけて、わたしが心臓だけになったとき、本当の愛を知ることができましょう。そうしたら、拾ってくれた誰かをわたしは永遠に愛することができるでしょう。

ある作家の主張

 死は人の心を引きつける。恐れ、甘美、畏怖……それゆえに、死が軽々しく扱われているように思う。フィクションでは、死が感動のコンテンツとして扱われる。死は衝撃的なものとして客寄せに使われる。本来、生き方を見つめ、人生の指針であるはずだった死は、今や娯楽として消費されていく。誰もが必ず経験するものでありながら「フィクション」となってしまったのである。

 ある読者が言った。

「あなたの作品に登場する桜子は、末期ガンにもかかわらず、なぜ死の場面を描かなかったのですか。うまくいけばベストセラーになったのに。映画化やドラマ化だって実現したはずだ」

 私が彼女の死を描かなかったのは、彼女の死によって他の誰かの何かが変わるとは思えなかったからだ。登場人物たちは皆、彼女の死をとうの昔に覚悟している。彼女が死ぬことは確実だ。だから、わざわざそれを描くことはない。

 死そのものは、とても個人的なものであると私は考える。人に見せるようなものではない。ましてや、感動や恐怖を煽るようなものであっていいはずがない。それはもはや殺人であり犯罪だ。だから、私は人の死を直接描くことはしない。登場人物たちが、各々で静かに死を迎えられるように、私は彼らを残して物語の幕を下ろすのだ。

近況

第126回文學界新人賞への応募のあと、
すぐに新作に取り掛かり、人物たちの思いを見つけて書き留めて、
気づいたら年が明けたどころか、すでに2月に入っていて、
ここでようやく終わりが見えてきたという感じです。
春には一旦完成させ、二ヶ月ほど置いて推敲するつもりでいます。

さて、2020年発行の「生の色彩 第一話 秩序」が発売中ですが、
宣伝活動を一切していません……。
文フリ東京に応募するつもりが、気づいたときには締め切りを過ぎていて、
なかなかうまいこと進められないなぁ、と溜息をつく毎日です。

現在、ネットショップの管理があまりしっかりできていないこともあり、
宣伝する気があまり起きないのです。
宣伝するなら小説を書いていたいという気持ちです。

そんなわけで、近々ネットショップは閉鎖して、
メールで注文するという、時代を逆行する方法を検討しています。

【振り返り】第126回文學界新人賞へ応募しました

本当は第125回に応募しようと思っていたのですが、
うつ病を発症して何も手につかなくなってしまったため、
回復するまでは執筆と距離を置こうと決めました。

執筆を再開したのは今年の春頃です。
もっと時間がかかるかと思っていましたが、
典型的なうつ病の場合、相性のいい薬と出会えれば
割とすぐに良くなるみたいですね。

で、物語は中盤まで書いてあったのですが、
改めて読んでみて、こりゃダメだと気付き、
序盤を残してまるごと書き直しました。
その結果、まったく違う方向へ話は進んでいきました。

今回の作品が、どこまで行けるのかはわかりません。
しかし、自分が今まで書いてきた作品の中で
完成度は最も高いと感じています。
(そう感じていなければ応募しません)

とはいえ、「最高傑作ができた!」という感じは一切なく、
ギリギリまで推敲を重ねて、
これが今の自分の限界だというところまで詰めていった
ということです。

今回の作品で私自身の思想などもわかってきたので、
ひとつ成長したような気がします。
なので、もし落選しても次また頑張れると思います。
落選したら、ISSYA Books で出します。

現在、次の作品の執筆中です。
小説を書くという行為は、
孤独を好む私にはとても向いているようです。

11月の文フリは不参加になりました。

昨年より少しずつ書き進めていた公募用の小説を、ひとまず最後まで書きました。
ひと月ほど置いてから推敲の作業に入る予定です。

11月の文フリに出す予定だった新刊は
草稿から手付かずになっていたので、
出店手続きをしてから取り掛かろうと思っていたのですが、
もう出店受付が締め切られていたようで……。

なんとか年内に出して、ショップで販売しましょうか。
考え中です。