大筋で言いたいことは書けているけれど、自分以外の誰かがそこにたどり着くまでには細工が必要で、それをちまちまと作っていることをしんどいと思いつつも幸せを感じている。


言葉を持たぬ魂が

何かを伝えようとしている。

耳をすます者はいるか。

目をこらす者はいるか。

どこにも誰もいないことを悟った魂は

再び言葉のない世界に閉じこもる。


まだ、

自分のスタイルというものがないから、

なにか強いものに出会うと、

炎に包まれるように隔絶されて、

自分のありかが熱でとけて

わからなくなる。


かみさまは、

にんげんがつくったものだから、

ねがいをかなえることなんて

できやしないのだ。

もしほんとうにできるなら、

にんげんがとっくにかなえてる。

にんげんにできないことは、

かみさまにはできないのだ。

あかんぼうにもどってあいされることも、

あいするあのひとをいきかえらせることも。


夢の中で、

わたしは膝を抱えて座っております。

そよ風が、

わたしを少しずつ削り落としてゆきます。

何百年か、何億年かかけて、

わたしが心臓だけになったとき、

本当の愛を知ることができましょう。

そうしたら、拾ってくれた誰かを

わたしは永遠に愛することが

できるでしょう。


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