【新型コロナ】文フリ東京中止

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

新型コロナの影響で、
5月6日開催予定だった文フリ東京が中止になってしまいましたね。
出展確定だったので、とても残念です。
その次が11月22日(日)なので、こちらの参加も検討しております。

新刊を出せるかどうかは微妙なところです。
少しずつ書き進めてはいるのですが、
やはり、どうしても公募用の作品を優先することになります。
(基本的に、落選作品を大幅に加筆修正してISSYA Booksで販売する流れです)

追々、お知らせします。

【第二十九回 文学フリマ東京】出店しました。

出店準備中の様子

遅ればせながら、11月24日(日)の
第二十九回 文学フリマ東京へ初出店いたしましたレポ。

お品書きは以下。

  • 幻償
  • 幻償しおり
  • 妄想バコVol.1/Vol.2(無料配布)

初出店で、宣伝もそれほどできなかったので、
1冊も売れないだろうと、のんびりしていましたが、
なんと2冊もお買い上げいただけて、大変嬉しかったです。

以前、一般参加した時は
1ブースにつき0.5〜1秒ぐらいチラ見しながら歩くだけでしたが、
いざ出店側になってみると、他のブースの気合いの入れ方など個性様々で
どの出店者様のことも愛おしくなってくるというか……
一つひとつじっくり眺めて回りたくなってしまいました。
一人で出店していたので、席を外すことができませんでしたけど。無念。

次の予定は未定ですが、
第三十回(GWですね)にも参加できたらいいですね。
新刊はおそらく出ないと思いますが……(頑張りたい)。

頭の中には黴臭い霧があります。
吐息は油のように飛び散ります。
胸のあたりは錆びた鉄のようです。
おなかは奈落の底へ続いています。
手足はありません。千切れて何処かへ行ってしまいました。

肩の筋肉のちぎれる音が聞こえます。
弦を弾くように音を奏でます。

ぽろぽろ びんびん
ぽろぽろ びんびん

美しい音色の痛みを子守唄に
今夜も私は不眠症。

希死念慮

‪希死念慮は長年の友人で、私を風にしようとしてくれたり、土に還そうとしてくれたり、海に溶かそうとしてくれたりと、この星の一部となることを望ませてくれていたけれど、近頃は直球に「死にたい」と言うようになってしまったせいで希死念慮から見放されてしまいそうな気がしてならない。‬

夏空よ 空蝉に生きる抜け殻の私の体を熱く焦がせよ

共犯

小学生の頃、好きな男の子がいました。話しかける勇気がなくて、いつも遠くから見ているだけでした。私には、親友と呼べるほど仲良しだった女の子が二人いましたが、どちらも彼のことが好きだったようです。

ある日、どちらかの子が、どちらかの子を階段から突き落としたのを見ました。落ちた方の子が、苦しそうにうめいているのを見て怖くなった私は、逃げました。落とした方の子がどんな表情をしていたかは、わかりません。落とされた方の子は、その後病院へ運ばれたと聞きました。

放課後、落とした方の子が私のところへ来て、こう言いました。

「見てたあんたも共犯だからね。誰にも言っちゃだめだよ。もし誰かに言ったら、あんたに命令されてやったって言うから」と。

そして、『私はあなたを裏切らないことを誓います。』と書かれた誓約書に拇印を押すことを強要されました。

中学生の頃、その子と同じクラスになり、私は彼女からいじめのターゲットにされていました。理由はわかりません。好きだった男の子にふられてしまったと聞きましたが、その腹いせだったのでしょう。

しかし、クラスのみんなも、先生たちも、誰もいじめに気づいていませんでした。

その子は、事あるごとに「誰にも言っちゃだめだよ。言ったらどうなるかわかってるよね」と笑って言っていました。

そして、『私はあなたを裏切らないことを誓います。』と書かれた誓約書に拇印を押すことを強要されました。

高校生になり、小学校の同窓会がありました。そこで、あのとき階段から突き落とされた子が亡くなったという話を聞きました。私は、罪悪感でいっぱいになりました。突き落としたあの子は、どう思っていたのでしょう。

帰宅後、同窓会の余韻にひたるため、卒業アルバムを探していると、たくさんの誓約書が出てきました。当時の恐怖が蘇ってきました。私は、誓約書を放り投げようとした時に、拇印を、見てしまったのです。

あの子の拇印と、私の拇印が並んで押されているはずなのに、どちらも同じ指紋でした。どの誓約書も、私の指紋だけが並んでいるのです。あの子のしるしが、あるはずなのに。どうして?

そして、私はすべてを理解しました。

遺書にすべてを書いて、最初で最後の裏切りをしようと思います。『あの子』と『私』への、裏切りを。