赤は、情熱の色、血の色、罪の色

ある人が、赤は情熱の色だと言っていた。ある人というのは、まぁ、僕の愛していた女性なんだけど。昔の話さ。 彼女は赤が好きで、着る服はいつもどこかに赤をしのばせていた。帽子、靴、爪、ストール、上着、ワンピースなど、挙げたらきContinue reading “赤は、情熱の色、血の色、罪の色”

ケース0:ツギハギの少女A

全身がツギハギの少女がいた。皮膚ではなく、身体そのものがツギハギなのである。指のサイズは一本一本関節ごとにばらばらで、男性のものもあれば女性のものもある。皮膚の色も様々で、少女をカラフルに彩っている。少女曰く、「世界中のContinue reading “ケース0:ツギハギの少女A”

忘却

君が死ぬのは構わない。だけど、僕を忘れるのだけは許さない。君が死ねば、君は僕を忘れるだろう。僕が死ねば、君は僕を忘れるだろう。それは絶対に許さない。君が死ぬのは構わない。だけど、僕を忘れるのだけは許さない。

闇を照らす光は、希望か、絶望か

何故かは分からないが、真っ暗闇の中で、首から下が地中に埋まっていて、身動きがとれない。最初は、足首までだった。だから、このぐらい平気だと軽く見ていたのが間違いだった。前に進まなければともがいていたら、いつのまにか、下半身Continue reading “闇を照らす光は、希望か、絶望か”