夢の中で、わたしは膝を抱えて座っております。そよ風が、わたしを少しずつ削り落としてゆきます。何百年か、何億年かかけて、わたしが心臓だけになったとき、本当の愛を知ることができましょう。そうしたら、拾ってくれた誰かをわたしは永遠に愛することができるでしょう。

頭の中には黴臭い霧があります。
吐息は油のように飛び散ります。
胸のあたりは錆びた鉄のようです。
おなかは奈落の底へ続いています。
手足はありません。千切れて何処かへ行ってしまいました。